◆京都の和菓子店・甘味処◆ (2006.9月〜)
N08.加茂みたらし茶屋・・加茂みたらしだんご
左京区松ノ木町 2006.10.24
●神社の「御手洗(みたらし)池・御手洗(みたらし)祭」が語源
●みたらしだんご発祥の地
●甘味メニューの多さに脱帽!
◇下鴨名物「加茂みたらしだんご」の由来
下鴨神社では、土用の丑の日に「御手洗祭(みたらしまつり)」が行われます。境内の御手洗池に足をつけ、井上社に灯明をお供えして御神水を頂くと病気にならない御利益を授かるそうです。別名「足つけ神事」と呼ばれています。下鴨名物「加茂みたらしだんご」はもともとは神社の神饌菓子として氏子の家々でつくられたものです。祈祷を受けただんごを持ち帰りしょうゆをつけて火にあぶって食すと厄除けになったそうです。神饌菓子には今宮神社の「あぶり餅」、北野神社の「あわ餅」などもあります。
●店は下鴨神社参道向かいにあります。入り口のだんご型の提灯がユニークです。狭い店内は観光客がびっしり。列を作って客が待っているので長居ができず、店の回転が良くなっています
●外でも食べられますが、団体客専用になっています
●だんごの形状・・2種類の説
@全国で唯一の人形(ひとがた)だんご。頭の部分が一つ分離れているのが特徴。無病息災を意味しています
A昔、後醍醐天皇が御手洗池の水をすくったところ、はじめに泡がひとつ浮き、そのあと4つの泡が浮き上がった・・その泡をだんごにみ立てた
●だんごの素材
滋賀県産の極上上新粉を使用。上新粉はうるち米を洗い、乾燥させて粉に加工した物。
●だんごの味・・さすが名物・・こだわりの味
焼きたてでほどあたたかく、ほどよい焦げ目が香ばしい。つまようじがあり食べやすい。たれに使う水は麦飯石で濾過されたものを使用。たれは「黒砂糖と葛(黒蜜)」が用いられ、つやがあり甘くてさっぱりしていて上品な味わい。たれだけでもじゅうぶんおいしい。(一皿400円)
●品数が豊富
名物のだんごだけかな、と思ったらとんでもない。ものすごいメニューにびっくりしました。
【みそ雑煮・すまし雑煮550円・ぜんざい750円・磯巻き550円・あべ川550円・ところ天450円・わらび餅500円・フルーツみつ豆550円・白玉クリームあんみつ700円・抹茶団子600円・生菓子350円・甘酒550円・冷あめ550円etc・・ジュース類も豊富)
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