嵐山・月を愛でる３．・・法輪寺２０１２．９ 西京区嵐山虚空蔵山町
嵐山の中腹に位置する。渡月橋南端から歩いて数分、渡月橋から朱色の多宝塔や堂宇が見える。
奈良時代の７１３年、元明天皇の勅願により行基菩薩を開基として、この地に寺が建てられた。以後、葛井寺（かづいのてら）と呼ばれ、信仰を集めてきた。平安時代になり天長６年（８２９）、空海の高弟・道昌がこの寺に虚空蔵菩薩を安置して法輪寺と改めた（法輪寺への改名は、貞観１０年（８６８）という説もある）。
●虚空蔵菩薩を祀る本堂 ●十三まいりの寺
「十三まいり」の寺で有名。数え年十三才になった男女が節目にあたり、厄除けと智恵を授かるためにお参りをする。毎年、春（３月１３日～５月１３日）と秋（１０・１１月）に行われる。
●春の展望台・・展望台入り口の茶室風の門が趣があります。舞台から大堰川や桜が見渡せる。
■法輪寺のライトアップ
●本堂の提灯 ●展望台に供えられたおだんご。花やうさぎもかざられています。
●展望台からの月がくっきり見えます
●天体望遠鏡からもはっきり見えます。京都産業大・立命館大衣笠天文研究会の学生が天体望遠鏡や双眼鏡で月を観察させてくれます。
●書院に投影された万華鏡の投影（万華鏡ミュージアムの万華鏡映像に寄ります）
●背景の障子が趣があります。マイクのシルエットもすてきです。
●シンガー・ソングライターの堀内圭三さん。
地元の西京区の出身で、子どもの頃十三まいりに参加し、法輪寺との思い出がたくさんあるそうです。
「ワット・ア・ワンダフル・ワールド」や「レットイットビー」など英語の歌と、オリジナルの楽曲「大丈夫」「生きててよかった」など多数を披露。のびやかで、つやのある爽やかな歌声。
★数日前に亡くなられた、アンディウィリアムスさんの「ムーンリバー」も印象的でした。
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