奈良・京都・大阪・滋賀の遺跡ニュースの記録・2007年(NO41〜42) 

●元々遺跡が好き・・・遺跡に接してタイムスリップ!

【考古学に興味を持ったのは、大学1年の時からです。考古学研究会で遺跡の発掘をしたり、友達と明日香村を訪れて、散策していました・・・
遺跡ニュースをメモ程度に簡単に綴ります】



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★NO42. 2007.11.30 
藤原宮に最古地鎮祭(692)跡・・めでたい「九」は永久の「久」

奈良県橿原市の藤原宮(694〜710)跡で、大極殿南の正門近くの穴から、日本最古の富本銭9枚と、水晶9本が入った壺が出土したと、29日、奈良文化財が発表した。日本書紀には持統天皇が藤原宮の造営に際して、692年に「藤原の宮地(みやどころ)を鎮め祭らしむ」と記述されている。道教では「九」の数字が最も大きく、めでたく、縁起が良いとされていることから地鎮祭でも「九」の数字にこだわったとされている。


▼不幸なできごと▼
@天武天皇の崩御・・天武15年(686)・9月9日 享年56才
A大津皇子(父、天武天皇・母、天智天皇皇女)事件・・謀反の疑いで自害・・まことに気の毒な事件・・天武15年・686.10月3日・享年25才
B草壁皇子(父、天武天皇・母、持統天皇)・・朱鳥4年・689.4月、28才で病死

藤原宮以前の飛鳥浄御原宮は、持統天皇にとって、夫の天武が亡くなり、息子の草壁皇子が亡くなり、不幸続きであった。持統天皇の新しい宮に賭ける思いは特別だったと思う。「九」の字に賭け、こんどこそ不幸が起きないように・・といったこだわりが伺える。(写真・・京都新聞2007.30)





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NO41 ●2007.10.3

最古のベニバナ花粉・・邪馬台国で使われていたかも

奈良県桜井市の纒向遺跡(まきむくいせき・・邪馬台国発祥の地?といわれてる遺跡・この中に箸墓古墳もある)で、3世紀前半の溝跡の土の中から大量のベニバナ花粉が見つかったと、桜井市教育委員会が発表した。この辺りは6日前に最古の木製仮面も見つかった。「魏志倭人伝」によると、243年、卑弥呼が魏の国に赤や青の織物を献じたとある。大陸との交流を考える貴重な資料となる。ベニバナを使った染色は他の地域で発見されていないので、ますます「邪馬台国」で用いられた?のでは・・と思ってしまう。(写真・・京都新聞2007.10.2)








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