NO17. (2006.6.14)
★奈良公園と鹿 ★鹿を詠った万葉歌
●奈良公園からのぞむ若草山
若草山は標高342mのなだらかな山。丘が3つ重なっているので、三笠山とも呼ばれている。若草山の山焼きは壮麗です。始まりは興福寺・東大寺・春日大社の境界争いを鎮めるために始められたという。
●奈良公園の鹿
茨城県の鹿島神宮の神が白鹿に乗り、春日大社の東にそびえる三笠山に降臨したと伝えられ、神鹿(しんろく)として神聖視されてきた。
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万葉花(55) ◆春日野に 粟蒔(あわま)けりせば 鹿待ちに継ぎて 行かましを 社し留むる
(佐伯赤麻呂 巻3 四〇五)
万葉花(56) ◆夏野行く 牡鹿(おじか)の角の 束の間も 妹が心を 忘れて思へや
(柿本人麻呂 巻4 五〇二)
万葉花(57) ◆さを鹿の 来立ち鳴く野の 秋萩は 露霜負ひて 散りにしものを
(文弥麻呂 巻8 一五八〇)
万葉花(58) ◆秋さらば 今も見るごと 妻恋ひに 鹿鳴かむ山そ 高野原(たかのはら)の上
(長皇子 巻1 八四)
万葉花(59) ◆秋の野を 朝行く鹿の 跡もなく 思ひし君に 逢える今夜か
(賀茂女王 巻8 一六一三)
万葉花(60) ◆我が岡に さを鹿来(き)鳴く 初萩の 花妻(はなつま)どひに 来(き)鳴くさを鹿
(大伴家持 巻8 一五四二)
万葉花(61) ◆さを鹿の つまどふ山の 岡べなる 早稲田(わさだ)は刈らじ 霜(しも)は置くとも
(柿本人麻呂 巻10 二二二〇)
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