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NO15. (2006.6.12)

春日大社神苑A・・浮き舞台・めでたい精霊が宿る宿木(ヤドリギ)
 奈良市春日野町


●池中央部の御神域(中ノ島)・・浮き舞台

神苑は9000坪の広さがあります。中央には600坪の御神域の池があります。この池には「臥竜のイチイガシ」や「浮き舞台」があります。毎年5月5日と11月3日には、浮き舞台で王朝の風情を再現する雅楽や舞が奉納されます。

★臥竜のイチイガシ(奈良市・天然記念物)
境内には直径3mを超える
イチイガシの巨樹が多く生育しています。これらは全て天然記念物に指定されています。本殿遙拝石のそばに、臥竜のような姿を見せるイチイガシ(写真)は台風で倒れましたがその後起きあがって大地に根をはりました。生命力の強さが伝わってきます。
















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【ヤドリギ】

古代は「ホヨ」と呼びました。大伴家持たちは、宴会で
めでたいホヨを髪飾りにして千年の長寿を祝いました。このヤドリギ(ホヨ)は東洋西洋を問わず、昔も今もめでたい精霊の宿る大切な木です。

万葉花
(44) やどりぎ(ほよ)
◆あしひきの 山の木末(こぬれ)の ほよ取りて 插頭(かざ)しつらくは 千年寿(ほ)くとそ 
(大伴家持 巻18 四一三六)







【藤】・・春日大社の社紋・シンボル

回遊式庭園「藤の園」にはシンボルの藤が約20種・200本が植えられています。シーズン中は1日6000人の人が訪れるそうです。

万葉花(45) ときじくのふじ◆わが屋前(やど)の ときじき藤の めづらしく 今も見てしか 妹がえまひを 
(大伴家持 巻8 一六二七)















万葉花(46) ふじ◆春日野の ふじは散りにて 何をかも 御狩の人の 折りて插頭(かざ)さむ
(作者不詳 巻10 一九七四)














【ささ】

万葉花(47) ささ◆ささの葉は み山もさやに 乱るとも われは妹思ふ 別れ来ぬれば 
(柿本人麿 巻2 一三三)














【やなぎ】

万葉花
(48) やなぎ◆うちのぼる 佐保の川原の 青柳(あをやぎ)は 今は春べと なりにけるかも 
(坂上郎女 巻8 一四三三)














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