◆抹茶のある風景◆
対鳳庵(たいほうあん)1.・・宇治川ほとりの茶室
京都府宇治市宇治搭川1−5 2011.9
■茶室周辺の景観・・平等院と宇治川
●表参道の幟旗 ●平等院山門 ●平等院鳳凰堂(阿弥陀堂)
●宇治川と朝霧橋 ●橘島(左)と搭ノ島(右)に架かる橋 ●喜撰橋(鵜飼のエリア)
●宇治川河畔・・松やもみじが植えられています。白っぽい橘橋も見えます。
■宇治市観光センター・・あじろぎの道沿いにあります
●観光センターの向かいにある観光船 ●茶室「対鳳庵」・・観光センターの敷地にあります
■対鳳庵(宇治市営茶室)
対鳳庵の名は、平等院鳳凰堂の参道をはさんで対に位置することから名付けられました。1993年、宇治茶の普及と、茶の文化を広げる目的で建てられました。建物面積は30.1坪、建物の構造は「木造平屋建(数寄屋造り・銅板葺き」。建物は、本席(三畳半)・広間茶席(八畳)・立礼席(約八畳)・水屋3つ(三畳1つ・四畳半2つ)・立水屋(一畳半)があります。茶室入り口には、腰掛や露地があります。
●竹垣や植樹、茶室の屋根、露地の石、つくばいの風情が良い
●茶席は茶道連盟の各流派の先生方が担当されます。
●本日の茶席担当は、裏千家流の村井宗俊先生です。目の前でお点前して頂けます。
●掛物・「掬水月在手」・・(墨翁書・・水を掬・きくすれば、月手に在り・・水をすくうと手の中に月が映っている)・・仲秋の名月にふさわしい句です。
●菓子・・「こぼれ萩」(白あんの練りきり)・・萩が苔の庭にこぼれる様を表現しています。菓子切り(ようじ)を入れると中心が白あんになっています。とても美しい菓子です。
●皿・・京焼(清水焼)、金粉が施されています。金色の皿に黄緑色の菓子が浮かびあがります。
●抹茶・・「月影の白」を使用。抹茶にもいろいろな種類があるようです。
●すすきの風情を取り入れたベージュの茶碗。
【★担当の村井先生より、軸や菓子、茶、皿、茶碗について詳しく解説して頂きました。親切にして頂いた茶室の諸先生方に心から感謝申しあげます。】
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