◆抹茶のある風景◆
茶道資料館2.
米寿記念展「鵬雲斎千玄室の茶」
京都市上京区堀川通寺之内上る 2011.9
裏千家15代家元・鵬雲斎千玄室氏は、大正12年(1923)、14代無限斎の嫡男として誕生し、平成23年4月19日、米寿を迎えられその記念として「鵬雲斎千玄室の茶」展が5ヶ月にわたり開催されました。
千玄室氏は「一盌からピースフルネスを」の理念を掲げ、世界62カ国を歴訪。茶道文化の浸透・発展と世界平和の実現に向けた活動を行ってきました。
この展覧会では、自筆の掛物や、自作の茶杓・茶碗(赤楽茶碗・銘「暁雲」)や好みの茶道具(茶杓・茶碗・水指・茶入・釜・・)、絵画や美術工芸品のコレクションが紹介されています。自作の茶碗も、掛物の書も素晴らしく、茶道家であると共に書家の風格も備えていると感じ入りました。
また玄室氏の足跡も写真パネルで紹介されていました。
★「昭和初期の幼少時代の家族写真」
★「昭和50年5月・英国エリザベス女王への呈茶(桂離宮)」
★「昭和59.12.8 ヨハネ・パウロ2世との謁見(ヴァチカン)」
★「平成2年3月28日 利休居士400年遠忌献茶式(大徳寺・法堂)」
★「平成9年11月23日 文化勲章親授式を終えて」etc・・。
中でも印象に残る写真は、「昭和61年5月9日、チャールズ皇太子夫妻への呈茶(二条城)」でした。ダイアナ皇太子妃が、庭で茶筅を楽しそうに振る姿を、千玄室氏と、登三子夫人(故人)が優しく見守ります。
●堀川沿いにある茶道資料館 ●呈茶室入り口 ●茶道具
●立礼席の茶室 ●この茶道具で、お点前していただけます
●菓子「平成の秋のなごみ」と、黒色の茶碗。千利休は{黒楽茶碗・銘「俊寛」}を愛したという。形状は利休好みと少し似ている。俊寛は縁が内側に丸みを帯びていて、古色の黒色をしている。いずれにせよ、黒色の茶碗は独特の味わいがある。
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