◆◆平安ゾーンU ◆平安時代の史跡・人々(藤原道長、源義経、後白河法皇etc)

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★朱雀院跡・・嵯峨天皇ゆかり・・歴代上皇の御所

京都市中京区壬生花井町・日本写真印刷KK 
 2012.2

■朱雀院跡を記す説明板は、JR二条駅の南、日本写真印刷KKの広大な敷地の一角にあります。朱雀院は、朱雀大路の西に位置し、三条から四条の間に八町城の平安京内最大の面積を誇る累代の後院(上皇の御所)であった。この朱雀院は、元々は嵯峨天皇の造営による。嵯峨天皇后の檀林皇后(橘嘉智子・たちばなのかちこ)も御所として用いた。その後、皇子の仁明天皇が周辺を取り込んで拡充した。

■後院としての本格的な使用は、9世紀後半の宇多天皇の時であり、以降、醍醐天皇・朱雀天皇の後院ともなった。村上天皇の御代・天歴4年(950)に焼失し再建されるが、恒常的な使用は無くなる。建物は上皇の寝殿を中心とする一群と、皇后の柏梁殿(はくりょうでん)を中心とする一群に分かれ、隼神社、石神明神が設けられ、鎮守神の役割を担っていた。












●平安京・朱雀門の西南に位置する朱雀院(紫の部分が朱雀院・・かなり広大であったことがうかがえる)。
当地での発掘調査では、地中で柱を支える礎板(すばん・・柱底を支える板)を持つ堀立柱(ほりたてはしら)建物跡が検出され、東西7間の母屋に、北・南に庇(ひさし)を持つ建物があったとされている。

●出土した表と裏の板・・「朱雀院灰日記」と記された題箋(だいせん・・巻物の軸先)・・(財)京都市埋蔵文化財研究所提供













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