◆◆平安ゾーンU ◆平安時代の史跡・人々(藤原道長、源義経、後白河法皇etc)

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西行庵・・西行終焉の地(円山公園南)

京都市東山区高台寺北門前通下河原東入鷲尾町524  

2011.12

■西行法師(1118〜1190)

平安時代末期の僧侶であり、新古今和歌集の代表的歌人の一人である。出家する前は佐藤義清(のりきよ)といい、祖先に藤原鎌足を持つ裕福な家に育ち、鳥羽上皇の御所の北側を警備する、官位のある北面の武士であった。この頃の同僚に平清盛がいて同年齢であった。

保延6年(1140)、22才の若さで出家して諸国行脚して全国各地の風光明媚な自然を愛で和歌を詠んだ。官位を捨て、出家した理由には諸説がある。鳥羽上皇の中宮で、西行より17才年上の待賢門院(藤原璋子・しょうし)に失恋したといういい伝えもある。


●西行庵の隣地に位置する京都芭蕉堂













★この地は、西行が蔡華園院(さいかおういん)を営んだ終焉の地とされています。明治維新の廃仏毀釈により庵は荒廃していたが、明治26年(1893)、宮田小文法師や富岡
鉄斎の尽力により復興し現在に至る。宮田小文法師の流れをくむ弟子により、裏千家の茶道塾が営まれている。

●母屋「浄妙庵(じょうみょうあん)」・・茅葺きの母屋は大徳寺塔頭真珠庵の別院を移したものである。













●茶室「皆如庵(かいにょあん)」

北野の久我別邸より移された桃山時代の各席で、円窓床(えんそうとこ)と道安囲(どうあんがこい)の点前座(てまえざ)が有名である。毎年3月中旬にこの茶室で西行忌茶会が執り行われる。













「願わくは 花の下にて春死なむ その如月の望月の頃」 

西行(山家集)

西行は享年73才で、
陰暦(2月16日)・・3月23日、生前に詠んだ歌の通り、如月の頃入寂した。釈迦が涅槃した日と同じである。




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