◆◆平安ゾーンU ◆平安時代の史跡・人々(藤原道長、源義経、後白河法皇etc)
妙法院・・後白河法皇ゆかり
京都市東山区東大路通妙法寺前側町 2010.8
三千院、青蓮院と並ぶ天台門跡寺院のひとつで歴代の住職は皇族が務める格式のある寺院。最澄によって平安時代初期に寺が興された。この辺りは後白河法皇、法住寺殿の寺域である。近世まで妙法院は、近くの新日吉神社・三十三間堂・方広寺を統括していた。
●東大路通の通用門 ●風格のある築地塀 ●唐門
●反対側から見た唐門 ●玄関(重文)
●庫裏(国宝)
桃山時代の建築。文禄4年(1595)に建てられた。台所と事務所を兼ねた入母屋造りの建物で、内部も大変重厚で大きくしっかり造られている。土間・板間・座敷の三分で構成される。座敷には、事務所として使われた机やそろばんが置かれている。土間は台所で、大きな鉄製のかまどが置かれている。この台所は、秀吉が建立した方広寺大仏殿の「千僧供養」の儀式で活躍した。この時、千人分の食事がここで用意されたという。
●庫裏の換気口・・台所の煙出し部分
●普賢堂(本堂・真ん中の写真)
本尊の普賢菩薩(重文)を祀る。2008年夏以来、初の大規模修理が行われた。普賢堂は江戸時代中期のもの。2010.6.24に完成を祝う、落慶法要が営まれた。
●庫裏前の植え込みの常緑樹
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