◆◆平安ゾーンU ◆平安時代の史跡・人々(藤原道長、源義経、後白河法皇etc)

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寂光院・・建礼門院ゆかりの寺

「平家物語・灌頂巻の舞台」・・諸行無常の寺

 
京都市左京区大原草生町  2010.6

推古2年(594)、聖徳太子が御父用明天皇の菩提を弔うために建立。初代住職は聖徳太子の御乳人であった玉照姫以来、貴族の姫らが代々法灯を守り続ける尼寺(天台宗)となっている。第二代住職は、藤原信西の息女であった阿波内侍、崇徳天皇の寵愛を受けた女官であったが、出家後入寺し、建礼門院に宮中時代から仕え続けた。大原女のモデルは阿波内侍とされている。寂光院本堂正面に対座する翠黛山には、阿波内侍をはじめとする5人の侍女の墓がある。

建礼門院徳子(1155〜1223)は、平清盛と正室・平時子の息女・高倉天皇の皇后・安徳天皇の母にあたる。建礼門院は、元暦2年(1185)3月の源平合戦(壇ノ浦の合戦)での平氏敗北を期に、同年5月1日、東山区円山の長楽寺で落飾。その後5か月を経た同年、文治元年(1185)10月、当寺(寂光院)に入寺し第三代住職となり、滅亡した平家一門と我が子・安徳天皇の菩提を弔い、終生大原の地で過ごす。69才で波乱の一生を終える。















●石段と新緑の木々、山門が美しい 

●本堂・・2000年5月火災で焼失。現在の本堂は復元されたもの。

内陣は飛鳥様式・藤原様式、平家物語当時様式を取り入れる。外陣は1603年、豊臣秀頼が寄進し修理せし桃山様式を忠実に復元。極彩色に復元された本尊の六万体地蔵菩薩を祀る。













●本堂手前右手方向にある南蛮鉄の雪見灯籠・・豊臣秀吉が桃山城にあったものを寄進。

●諸行無常の鐘楼













●本堂前西側の庭園・・平家物語の松

千年の姫小松(写真の御神木)、心字池(汀の池)、苔むす庭は平家物語当時のままの姿を残す。この姫小松は、「平家物語灌頂の巻」で、後白河法皇が大原御幸に際して、建礼門院と対面する場面で登場する。灌頂の巻は平家物語の最終章で、建礼門院は自分の人生を後白河法皇に語り、極楽往生を遂げる。
















●本堂北側の庭園・・回遊式四方正面の庭、石清水を引いた三段の滝を有する












●緋毛氈の美しい堂宇 ●茶室「孤雲」












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