◆◆江戸時代 ゆかりの地
★滋賀院門跡・・天台座主となった皇族ゆかり・徳川家ゆかり
滋賀県大津市坂本4−6−1 2011.8
元和元年(1615)、天海僧正が後陽成上皇より京都御所の高閣を賜り移築された。その後明歴元年(1655)、後水尾上皇より滋賀院の号を賜った。境内は約300坪の敷地に内仏殿・宸殿・二階書院・庫裏・台所・御成り門・通用門がある。外観は穴太衆(あのうしゅう)積みの石垣が張り巡らされていて、格式がある。
滋賀院は延暦寺の本坊で、江戸時代末まで天台座主(てんだいざす)となった皇族の居所であったため門跡といわれています。
●通用門の両脇も石垣です
●外側の御成り門 ●内側から見た御成り門(写真;右)
●明治11年に全焼したため、同13年、延暦寺の建物を移築した
●受付・・庫裏玄関
●二階書院
6室あり、「桃山時代の桜の障壁画・松の図の襖絵・天海僧正着用の鎧兜・天台座主の長棒(輿)・釈迦涅槃図・十一面観音・曼荼羅の絵・不滅の法灯・徳川十代将軍家治寄進のきんす(鉦)・螺鈿細工の双鶴文庫」など、皇族や徳川家ゆかりの品がたくさん展示されています。
●二階書院から、琵琶湖を借景とした中庭(蹴鞠の庭)を望む
●宸殿前の池泉観賞式庭園
徳川三代将軍・家光の命により作られた小堀遠州作の庭園。南北に細長い庭園で蓬莱山形式を用い、左手に亀島を配置、右手には権現川より引いた滝を据えて巨石で鶴石組をなし、正面に蓬莱山が施されている。
5mの切石の橋も池のアクセントになっている。
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●滋賀院門跡の近くに流れる「藤ノ木川」と、「騎鈴の橋」。川縁の朱い玉垣も美しい。
●騎鈴の橋隣接の「大富騎鈴神社」
大富社{登美祝部恒次(とみはふりべつねつぐ)}と、騎鈴社{素盞嗚尊 (すさのおのみこと)}が合祀された神社。
騎鈴の橋から門跡の石垣が見えます。
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