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「新撰組」 
童門冬二 成美堂出版 (2007.3.2)

●5年という短い歳月を疾風怒濤のように駆けめぐった新撰組

●不器用で純粋・・短くも完全燃焼した充足感

●筆者の、新撰組への思いが凝縮した挽歌
 
童門冬二(どうもんふゆじ)
・・・1927年、東京生まれ。東京都庁で政策室長などを歴任。1979年、美濃部都知事退陣と共に退職(52才)、執筆・講演活動に入る。組織と人間をテーマに『小説上杉鷹山』『北の王国』など著作多数。

【本書は、新撰組発生から滅亡までを小説にしたもので、要所要所に、新撰組ゆかりの地や薩長ゆかりの地が、写真や懇切丁寧な解説で配されています。かゆいところに手が届く書物です】


★新撰組には厳しい数々の掟・隊則があったということがわかりました。近藤・土方の佐幕傾向に合わず脱退した副長の山南敬助が、切腹を命じられて、新撰組は厳しいな・・と思いました。山南以外でも、隊則に違反したことで命を落とした隊士が70名以上いたというのは驚きです。新撰組は恐怖運営の中で結束していました。近藤勇・土方歳三は妥協を許さない厳しさ故に自らの命を落としてしまったとも言えます。


★新撰組は結成以来、わずか5年で崩壊しました。新撰組が結成されて3年目の1866年に、将軍家茂、孝明天皇が次々に亡くなったことで、体制に変化をきたしました。歴史のうねりは、朝廷側や薩長に有利に傾きました。

★新撰組は歴史の流れに逆らい、信念を貫き滅びました。その潔い散り様に感動する新撰組ファンは今日でも数多くいます。筆者の童門冬二さんも新撰組に篤い思いをよせるひとりです。筆者は「尊皇・佐幕・攘夷」と純粋すぎる思想を貫いた新撰組を、ばか正直の美学としてこよなく愛しています。

★新撰組の魅力は、
「世渡り力は、「世渡りがへたで、純粋」
に尽きると思います。己の信ずる道には命も惜しまない忠誠心が心を打ちます。近藤勇や土方歳三らは、短くても充実した日々を送れたことに対する充足感があったと思う。

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