縣（あがた）神社京都府宇治市蓮華 ２００８．３．
永承７年（１０５２）、藤原頼通による平等院建立にあたり、平等院の鎮守社とされた。大和政権のころから既に存在していたという一説もあります。平等院から徒歩１０分ぐらいの南に位置し、境内はあまり広くありません。平等院の北の鎮守社に橋姫神社があります。
縣神社は、日本書紀に記された神話の女神である「木花開耶姫命（このはなさくやひめのみこと）」を祀ります。木花開耶姫命は天照大神の孫の、邇邇杵尊（みみぎのみこと）の妻となり、海幸彦、山幸彦を生みます。やがて山幸彦は初代天皇となり、木花開耶姫命は初代天皇の母ということになります。山幸彦は神武天皇の祖父とされています。
●平等院・南の鎮守社「縣神社（縁結び）」 ●平等院 ●平等院・北の鎮守社「橋姫神社（縁切り）」
●本殿・・・檜皮葺で江戸時代に再建された
●木花開耶姫命に因んだ、木の花ざくら
