六角堂@・・聖徳太子ゆかりの寺
●何度も移された「へそ石」
●本堂が六角形、境内には六角形がいっぱい
●いけばな・池坊発祥の地
京都市中京区六角通東洞院西入る北側 (2007.2.2)
六角堂は、洛中の通り名が入った数え歌・・『丸竹夷二(まるたけえべすに)、押御池(おしおいけ)姉三六角(あねさんろっかく)、蛸錦(たこにしき) 四綾仏高(しあやぶったか)、松万五條(まつまんごじょう)』に登場する、六角通りに面しています。六角堂の建物が通りの名前になっています。
六角堂の寺号は「紫雲山頂法寺」。西暦587年、聖徳太子が夢のお告げで建てた寺と伝えられています。
六角堂は数度の火災にあっていて再建をくり返し、明治10年(1877年)に建てられたものが現在に至っています。
●駐輪場の柵も六角形
●ヘソ石も六角形・・やっとのことで定位置が決まったよ・・
京都の中心・へそとされているヘソ石は何度も移動されています。延暦13年(794)の平安遷都の折、東西の通りに六角堂があたってしまい通りを阻んでいました。天皇が使者をたてて祈願したところ辺りに紫雲が立ちのぼり六角堂が16mほど北に移動したという話がのこっています。その時に「へそ石」だけが道路に残されました。明治初期までヘソ石は路上にありました。明治10年に境内の参道に移されましたが、つまづいて危ないという理由で参道に埋められました。しかし六角堂の要石を踏みつけるのは良くないという理由で、近年になって本堂前の向かって右側に移されました。
●境内の店で売られている「へそ石餅」も六角形
●「太子堂」も六角形・・聖徳太子2才の頃の南無仏像が安置されています。
●池坊(いけのぼう)・・太子堂が浮かぶ池は太子が沐浴した所とされています。池には美しい白鳥の姿があります。