◆◆新撰組の部屋 史跡をたどる
★城南宮(じょうなんぐう)
伏見区中島鳥羽離宮町 2006.5.1
【霊験あらたかな城南の神】・・・城南宮は平安遷都の際、国を守る神社として創建されました。国土守護の国常立尊、武勇に秀でた大国主命、そして安産の神様・神功皇后を祀っています。平安時代の末には、白河上皇の城南離宮(鳥羽離宮)の鎮守として一層崇められ、賑やかな祭礼が行われました。
●鳥羽伏見の戦跡・・明治維新決定の地
鳥羽伏見の戦いは、明治維新を決定させた戊申戦争の発端となった戦いである。慶応3年(1867)12月9日、王政復古の大号令が発せられると、前将軍徳川慶喜はいったん大阪城に逃れたが、新政府における薩摩藩の行為に憤激した旧幕兵及び会津、桑名両藩兵は、翌年1月2日兵を大阪から京都へ進めた。これに対し朝廷では薩・長・土の諸藩兵を鳥羽および伏見に出し、鳥羽ではこの付近、伏見では御香宮の付近に陣を構えた。