万葉・奈良編
(2005.11.9)
★万葉・奈良シリーズ12
◆興福寺 奈良市登大路町 ◆奈良のみやげ品など
天智8年(669)に藤原鎌足が造立した釈迦三尊を安置するために、夫人の鏡女王が京都山階(やましな)の私邸に建てた山階寺(やましなでら)を始めとする。飛鳥の「厩坂寺(うまやさかでら)」を経て、和銅3年(710)に現在地に移転された。奈良時代初期には四大寺の一つに数えられ、一時は40坊あまりの寺坊が立ち並ぶ大寺として繁栄を極めた。
●五重塔(国宝)
天平2年(730)、光明皇后によって創建された。現在の塔は応永33年(1426)に再建された日本第2位の高塔(50.1m)
●東金堂(国宝)
興福寺には金堂が3つあり、この建物は東に位置するので、東金堂と呼ばれる。神亀3年(726)に聖武天皇が元正天皇の病気平癒を願って造立された。現在の建物は応永22年(14159)の再建。
●国宝館
仏教への理解を深める目的で、承和34年に開館した。奈良時代から伝わる、彫刻・絵画・書跡・工芸・考古資料など興福寺の寺宝を収蔵している。阿修羅像などの乾湿八部衆(奈良時代 国宝)や木造天燈鬼・竜燈鬼(鎌倉時代 国宝)など多数の仏像がある。「みほとけ・像内納入品」展という特別展も行われていました。
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