万葉・奈良編
(2005.11.4)
★万葉・奈良シリーズ8
◆般若寺(はんにゃじ)・・コスモスと石仏と石塔の寺
奈良市般若寺町
飛鳥時代、高句麗僧慧灌(えかん)の創建と伝えられ、天平年間には、平城京の鬼門の守り、大般若経を納めた寺として栄えた。治承4年(1180)、平重衡の南都焼き討ちに合い、鎌倉時代に叡尊上人、良恵上人によって再建された。飛鳥時代、高句麗僧慧灌(えかん)の創建と伝えられ、天平年間には、平城京の鬼門の守り、大般若経を納めた寺として栄えた。治承4年(1180)、平重衡の南都焼き討ちに合い、鎌倉時代に叡尊上人、良恵上人によって再建された。
●コスモスと石仏が美しい。この時期、10万株のコスモスが咲き乱れるそうです。最盛期はちょっと過ぎていました。
●笠塔婆 二基・・重要文化財
宋人 伊行末(いぎょうまつ)の子息、行吉が亡父の一周忌にあたる弘長元年(1261)に、父の追善供養のためと、母の息災延命を願って建立。高さ、4.8m。
●経蔵・・重要文化財
鎌倉時代の数少ない経蔵遺構のひとつ。高い床と簡素な構造が異色である。内に元版一切経を収納する。
●十三重石宝塔・・重要文化財
聖武天皇創建と伝えられている。現存の塔は、建長5年頃、南宋の石工、伊行末(いぎょうまつ)が建立。規模の大きさ、塔婆の荘重美、みごとな四方四仏は日本の代表的な石塔だそうです。
この塔の周りにコスモスがなかったので、遠景からは撮りませんでした。後で、この塔の全景を入れた方が良かったなと思いました。
●本堂・・寛文7年(1667)建立。県指定文化財。本尊の文殊菩薩騎獅像(重文)が安置されています。
大勢の人でごったがえしていました。
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