展覧会報告 (2005.7〜) トップページに戻る  目次に戻る

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NO23 (2007.9.1)

「京都市美術館」・・戦時下をくぐり抜けた、歴史を感じる威風堂々とした建物 
京都市左京区岡崎公園内


京都市美術館は、平安神宮の近くで神宮通に面しています。鉄筋コンクリートでレンガ風の重厚な「日本趣味を基調とする」建物は、昭和6年に着工され、2年の歳月をかけて昭和8年に竣工されました。当時は東京都美術館と並ぶ大規模公立美術館として注目を集めました。

設立のきっかけは、昭和3年に京都で行われた天皇即位の大典の記念事業として、美術館建設の話が持ち上がりました。当初は「大礼記念京都美術館」という名称で開設されました。開設にあたり、関西の財界や多数の市民の協力を得たそうです。当時美術展の最大規模とされる帝展や、様々な展覧会を開催し、京都美術界の発展に寄与してきました。戦時下をくぐり抜け、戦後は一時駐留軍に接収されるなどの困難な局面を克服し、昭和27年(1952)に京都市美術館と改称し、美術館活動を全面的に再開したそうです。


●岡崎公園の広大な敷地にそびえる美術館は、市民や観光客の憩いのスポットになっています。内部も重厚な造りとなっています。












●特別展「フィラディルフィア美術館展・印象派と20世紀の美術」(会期7月14日〜9月24日)が開催されていました

ポスターはルノワール「ルグラン嬢の肖像」(1875年)。印象派を代表するモネ・セザンヌ・ゴッホの作品や、20世紀のマティス・ピカソ・シャガールなど巨匠の作品が並びます。フィラデルフィア美術館は、アメリカ独立宣言の地、ペンシルベニア州にあり、ヨーロッパ・アメリカの近代絵画を収蔵する屈指の美術館とされています。

当美術館は、春の特別展で、ロシアの「大エルミタージュ美術館展」を開催しました。海外の秀作の特別展が多く、西洋美術館としての役割も担っているようです。

●当美術館所蔵のコレクション展「咲きそめる時」も開催されていました。花を題材とした織物・染色の展示です。9月からは「院展」が、12月からは「日展」も開催されるようです。 


















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