展覧会報告 (2005.7〜) トップページに戻る  目次に戻る

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NO20 (2007.1.26)

「京都市学校歴史博物館」(開智小学校跡地)

京都市下京区御幸町通仏光寺下る


●日本画家上村松園の母校は開智小学校

●上村淳之館長さんの談話室

【平成10年に開館しました。学制発布に先駆けて明治2年に創設された番組小学校から今日までの京都の教育や学校の歴史を紹介する常設展示をしています。作家や学区の人々の厚意によって寄贈された京都市立学校に伝わる多くの美術工芸品も紹介していますさまざまな企画展を開催したり、日本画をテーマにした講演会を開催したり、一般向けに生涯学習の一環として習字などの講習会を開いたり、館長談話室を設けたり、子どもたち向けに土曜講座を開講するなど地域の文化の発信地になっています】

●国の有形文化財に登録された正門・石塀

この正門・石塀は、博物館の前身である元開智小学校のもので、現在の門は明治34年(1901)に建設され、本瓦葺きで高麗門様式となっていて、大正7年(1918)に敷地内で移築されたものです。石塀は白川石が使われ重厚な石積みになっています。

●正門入り口付近の「電車ごっこ」の石像

●元開智小学校の建物の中に展示室があります。校庭では子ども達が遊んでいました。

●校庭の一角にある賢そうな二宮金次郎 
















●鉄筋3階建ての校舎が展示室

階段や踊り場には絵画や卒業生の卒業制作が飾られています。展示室には、明治・大正・昭和の時代に使われていた教材・教具(教科書・標本模型・理科の実験道具・掛図・オルガン・絵の具の道具・水筒)などが展示されています。

●企画展「昭和の思い出と子どもたち」

戦時中の児童の生活や戦後の学校給食の変遷、昭和30・40年代の学芸会や運動会のようすなどが500点の資料で紹介されています。空襲にあった東山区馬町の秘蔵写真も展示されています。





















●2階の教室を使った展示室 

木製の机・椅子の上にはアルミの食器がおかれています。昭和30・40年代の給食のサンプルも展示されています。

















★日本画家上村松園・上村淳之さんゆかりの地

上村淳之さんは平成17年にこの博物館の館長に就任しました。京都市立芸術大学に40余年勤務された後、館長になりました。上村淳之さんの祖母は日本画家の上村松園です。上村松園はこの辺りの生まれでこの開智小学校に通っていました。祖母の通っていた小学校跡地の博物館の館長・・不思議なご縁だなと思いました。この博物館には上村松園の作品『静御前』もあります。

★上村淳之館長さんの談話室

上村館長さんは定期的に談話室を開き、地域の人たちとの生涯教育にも一役かっています。花や鳥など日本画の話題や、スライドを使っての絵画鑑賞や、談話室に訪れた人たちの質疑応答の時間もあります。上村先生の絵画の理念は、「実物をよく見て描く、これが絵画の原点・・決して技巧や技術に走ってはいけない、絵画にマニュアルなど無い、自然と対峙して描く・・これが絵画の王道・・」と述べています。



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