展覧会報告 (2005.7〜) トップページに戻る 目次に戻る
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NO19 (2007.1.10)
京都市中京区姉小路通東洞院東入
「京都万華鏡ミュージアム」
●光の反射・鏡の屈折が織りなす芸術
●全国唯一、手にとって鑑賞できるのはここだけ
★万華鏡の歴史・・本格的な作品としての歴史は浅く(まだ数十年)、発展途上の段階
1816年、スコットランド生まれの物理学者、デビット・プリュスターが、光の反射や鏡の屈折についての研究を進めているときに発明しました。この発明は、瞬く間に世界中に広がり、1980年代にはアメリカでガラス作家たちにより芸術へと変身を遂げました。一瞬にして変わる万華鏡の美しい模様は、見る人を魅了させます。
★万華鏡の思いで
万華鏡の思いでというと小学生の時、鏡のキッドで三角柱の万華鏡を作ったことがあります。とてもきれいだったな・・という記憶があります。身近なところでは、民芸店で見られる和紙模様の筒形の万華鏡があります。
★稀少な万華鏡ミュージアム
絵画や陶器などの美術・工芸品と違って、本格的な万華鏡はどこでも見られるというわけではありません。そういった意味で万華鏡ミュージアムは全国的にも稀少であるといえます。
●ミュージアムの入り口には大きな筒形の万華鏡(写真;真ん中)があります。外側はモザイク模様になっています。
●万華鏡を手にとって鑑賞できる唯一の美術館
万華鏡は作品によっては手に持ち上げて回さないと見られないものもあります。他府県の美術館は作品は手にとってみられません。当館では手にとって見ることができます。作品が損傷すると困るので係りの人がそばについて、説明してくれます。
●京都には万華鏡制作を指導する先生がいない
●万華鏡作家の大半はもともと、ステンドグラスの制作に携わっている人が多い
●すそ野を広げる努力
当館では愛好家を広めるために会費1000円(1年間有効)で友の会の会員を募っています。また毎月、2回ぐらい関東より先生を招いて万華鏡制作の講習会を開いています。1回の費用は材料費込みで3000円、所用時間は1時間半ぐらいで、誰でも参加できます。
【感想】
@愛好家が少ないので、万華鏡作家や作品は希少価値があると思います。
Aどの作品もすてきでしたが、1cmから2cmぐらいの細かいガラスをつなぎ合わせた「金閣寺」の万華鏡が圧巻でした。ステンドグラス=万華鏡の世界でした。ステンドグラスの特殊技術がないと、大部分の万華鏡制作は困難・・ということがわかりました。素人が気軽に楽しめる万華鏡キッドが市販されるといいな・・と思いました
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