黄檗禅宗瑞芝山 閑臥庵(かんがあん)@・・後水尾法皇・安倍晴明ゆかり
京都市北区烏丸通り鞍馬口東入る 2009.11
■江戸時代初期、1661年に中国・明の隠元隆g大師により、黄檗禅宗が伝来しました。宇治市の黄檗山萬福寺を総本山として、京都府内には海宝寺(伏見区)・石峰寺(伏見区)など6つの塔頭があります。この「閑臥庵」もそのひとつです。入り口の門が明朝様式で、いかにも黄檗風の雰囲気があります。
■江戸時代初期・1671年、後水尾法皇が、夢枕に立った父・後陽成天皇のことばに従って、王城鎮護のため、貴船奥の院より「鎮宅霊符神」をこの地に勧請し、第六代・黄檗山萬福寺管長・千呆(せんがい)禅師が開山となって寺を興しました。
●門をくぐると秋の気配
●たくさんの羅漢さんが待ち受け、石峰寺(黄檗宗・伏見区)の五百羅漢を彷彿とさせます。
●鎮宅堂
・願いが一つだけ叶う導き灯籠
・「北辰鎮宅霊符神」・・陰陽道最高神といわれる総守護神を祀る
北辰鎮宅霊符神・・平安時代、円融天皇が「方除・厄除」の霊神として貴船に祀ったものを、安倍晴明に付託開眼させた金剛像の神
●狛犬の台座にある、安倍晴明桔梗紋の五芒星
●本堂
釈迦如来像を祀る。後水尾法皇の命名・御筆による「閑臥庵」の勅号、後水尾法皇の玉座、釈迦牟尼佛砂曼荼羅などの寺宝も多い。
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