展覧会報告 (2005.7〜) トップページに戻る  目次に戻る

●▲◆●▲◆●▲◆●▲◆●▲◆●▲◆●▲◆●▲◆●▲◆●▲◆●▲◆●▲◆

NO6 (2005.10.24)

「寧楽(ねいらく)美術館・依水(いすい)園」 奈良市水門町

★寧楽(ねいらく)美術館

収蔵品は、財団設立者・中村準策氏や準一氏・準佑氏の三代に渡って収集された美術工芸品で、東洋の古美術を中心とした、中国古代の青銅器・古鏡・古印・中国及び高麗から李朝時代に至る陶磁器類と、日本の茶陶磁類及び、数十点の日本絵画など併せて二千数百点です。
もともと一万点以上ありましたが、第二次世界大戦の神戸大空襲で、8割焼失し、残った2割が保存されています。


収蔵品の一部には殷代・西周時代の青銅の鼎や、後漢・唐代の鏡、北宋・南宋時代の茶碗・文鉢・香炉・花生け・小皿・盃や、明代の白磁天目茶碗や、清朝の乾隆在印などがあります。中国の青銅器や陶磁器は久しぶりに見ました。

また文人画家・田能村竹田(たのむらちくでん)筆の、重要文化財「亦復一楽帖(またまたいちらくちょう)」を所蔵しています。この絵画は、10月29日から秋期特別展で、半月ばかり公開されるようです。

特徴的な建物・・1969年、東畑設計事務所の東畑謙三氏が手描きした絵を図面におこし、設計されたものです。エントランス横のデザインもすてきですが、大和屋根のスタイルを瓦によって葺くというユニークな屋根が奈良の伝統的な風土に溶け込んでいます。



★依水(いすい)園・・まさに庭園の美術館!

●うっすら紅葉し、まるで絵に描いたような庭園!



寧楽美術館と依水園は隣接しています。前園は興福寺の子院、摩尼珠院(まにじゅいん)別業跡地に造られた江戸時代の庭園。後園は明治時代に造られたもので、若草山・春日山・東大寺南大門を借景にした奈良市唯一の池泉回遊式庭園。氷心亭(ひょうしんてい)など茶室がいくつかあります。

●依水園の名前の由来


・万葉集に詠われた「吉城川(よしきかわ)」の水に依っている事と、杜甫の漢詩に「名水依緑水」という一節があり、それを引用したとも伝えられています。








































                                   トップページに戻る

目次に戻る

SEO [PR] おまとめローン 冷え性対策 坂本龍馬 動画掲示板 レンタルサーバー SEO