展覧会報告 (2005.7〜) トップページに戻る  目次に戻る

●▲◆●▲◆●▲◆●▲◆●▲◆●▲◆●▲◆●▲◆●▲◆●▲◆●▲◆●▲◆

NO5 (2005.10.2)

「長谷川町子美術館」 世田谷区・桜新町(さくらしんまち)

●長谷川町子さんは、旅行の他に美術品をこよなく愛した

●自分史を漫画で自ら綴り、解説・・さすが漫画家!

●新聞夕刊連載→ラジオ放送→映画化→テレビドラマ化→テレビアニメ化・・と昭和のテレビアニメ史そのものの『サザエさん』!


『サザエさん』の作者として知られる長谷川町子の美術館。1985年、11月3日にオープンしました。漫画の原画や自作の陶人形・水彩画の他に、執筆活動のかたわら姉の毬子(まりこ)と共に収集した美術作品も展示。



●展示中の収蔵コレクション・・昭和30年より収集を始めたそうです

日本画(平山郁夫・・『法隆寺の朝』、・前田青邨(まえだせいそん)の武者絵・速水御舟(はやみぎょしゅう)・加山又造etc

木彫漆硯箱やガラス工芸品・国内外の油絵など、美術品がずらりと並んでいてびっくりしました。
本当に美術館でした。




●いろいろな展示品

◇サザエさんの原画・意地悪ばあさんの原画・磯野家の家系図・磯野家の見取り図と模型・サザエさんのビデオ上映etc

◇自らの漫画と解説で綴ったパネル展示

サザエさん発刊までの苦労話も見応えがありました。
昭和20年代、『サザエさん』を出版した頃、書店に置きにくい大きさ(B5判ヨコとじ)だったので2万部が返本され、大八車で撤収したそうです。


◇●◇
長谷川町子さんの歴史・・10代半ばで漫画家デビュー・・サザエさんの歴史

大正9年(1920)・・佐賀県で生まれる
14才・・昭和9年(1934)・・上京して漫画家、田川水泡(のらくろの作者)に弟子入り

15才・・昭和10年(1935)・・少女倶楽部10月号で、漫画家としてデビュー


26才・・昭和21年(1946)・・西日本新聞社の夕刊フクニチの連載漫画として『サザエさん』が登場
・・・地方紙の気軽さからあっさり引き受け、主人公はおてんば娘とすぐ決まりましたが家族構成に迷っていたそうです。
35才・・昭和30年(1955)・・ラジオ連載、ホームコメディー『サザエさん』の放送が日本放送で始まる。
36才・・昭和31年(1956)・・東宝で映画化・・主演のサザエさんは江利チエミさん
45才・・昭和40年(1965)・・TBS(東京放送)が『サザエさん』をテレビドラマ化
46才・・昭和41年(1966)〜1971年・・サンデー毎日で『いじわるばあさん』が連載される
47才・・昭和42年(1967)『いじわるばあさん』・・日本テレビでドラマ化
49才・・昭和44年(1969)『サザエさん』・・フジテレビがテレビアニメ化
72才・・平成4年(1992年)、心不全で死去、国民栄誉賞を受賞・・遺品や遺志は姉の毬子(まりこ)さんによって受け継がれています。




●◇●長谷川町子さんが暮らしていた、世田谷区桜新町の『サザエさん通り』・・

サザエさんの漫画であふれています。銀行の入り口にも美術館の案内が展示されています。町全体が、サザエさんで町おこし・・というムードでした。

























トップページに戻る

目次に戻る

SEO [PR] おまとめローン 冷え性対策 坂本龍馬 動画掲示板 レンタルサーバー SEO