紫式部の部屋66           

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慈受院門跡(薄雲(うすぐも)御所)

『源氏物語』ゆかりの門跡寺院


京都市上京区寺之内堀川東入る百々町 
2011.6

広徳山慈受院門跡は、竹之御所・烏丸御所とも呼ばれる。正長元年(1428)、室町幕府第4代将軍足利義持(1386〜1428)の正室・日野栄子が夫の遺言により、皇室の菩提を弔うために創建した。慈受院という寺名は、日野栄子の法号に由来する。
代々宮家(王女・皇女)、将軍足利家・近衛家・花山家から交互に住持が入った門跡寺院として法灯を伝える。稲荷社がある。


























■薄雲御所の由来

平安時代、藤原道長ゆかりの法成寺の旧跡にあった総持院が「うす雲御所」と呼ばれていたことから、慈受院が大正年間に再興した時に「うす雲御所」の名を継承した。















『源氏物語』ゆかりの寺院

1.近年、角田文衛博士の調査により、この寺院は『源氏物語』に登場する、「うす雲御所」ゆかりの寺院としての側面も有することがわかった。御所文化の趣を残し、『源氏物語』ゆかりの門跡寺院である慈受院には今も皇室ゆかりの調度品が数多く残されている

2.「うす雲」は『源氏物語』の和歌に由来する

光源氏は、藤壺中宮が崩御の際、和歌で哀悼している

「入日さす 峰にたなびく 薄雲は もの思ふ袖に 色やまがえる」








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