紫式部の部屋48
★野宮(ののみや)神社
源氏物語「賢木(さかき)」ゆかり
2011.5 京都市右京区嵯峨野宮町1
嵯峨野の竹林に囲まれ、観光スポットになっている。天照大神を祀る。伊勢神宮に奉仕する内親王が潔斎のため、1年間居住するための神社。平安時代、嵯峨天皇の皇女・仁子内親王が伊勢下向のため、野宮神社に住まわれたのが始まり。毎年10月に斎宮行列が行われている。
●黒木鳥居・・日本最古の鳥居・・クヌギの木 ●お清めの水 ●斎宮行列の旗
●白峰弁財天・・財運・芸能の神
●願いが叶う、神石(亀石・かめいし)
●野宮大黒天・・えびすさまを祀る。御利益は良縁に恵まれる・恋愛成就。
●新緑と朱い鳥居が美しい ●大山弁財天 ●白福稲荷社
●源氏物語・54帖のうち、10帖「賢木(さかき)」に野宮神社が登場する
光源氏(24才)との結婚を諦めた六条御息所(みやすどころ)は、娘の斎王と共に、都を離れ、伊勢に下ることを決意する。伊勢出立の直前に、六条御息所を哀れに思った光源氏が野宮神社を訪ね、別れを惜しむ。二人は別れに際し和歌を取り交わす。神社の黒木鳥居や、小柴垣の描写もある。
●新緑の林に、「野宮じゅうたん」と呼ばれる苔が趣がある。奥のしゃくなげも美しい。
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