紫式部の部屋40
★風俗博物館N・・平安の装束
2010.8
京都市下京区新花屋町通堀川東入る
■女房の装束・・かさね色目
平安時代に、和のもたらす独特の美意識が育まれた。衣・きぬを幾重にも重ねて、襟元や袖口部分にグラデーションをつける着方は日本独特のものである。この伝統は十二単に集大成されている。
●春・・桜かさね、梅かさね ●夏・・常緑の花たちばなかさね ●写真右上;秋・・紅葉かさね
■源氏の、あざれたる袿(うちき)姿・・『源氏物語』・「紅葉賀」より
あざれたるとは・・くつろいだという意味である。源氏は紅の下袴に白い袿(うちき)をまとい、紫の君のもとを訪れる。そして笛の手ほどきをする。
■歳暮の衣(きぬ)配り・・『源氏物語』・「玉鬘・たまかつら」より
●源氏35才の年の暮れ、秋に落成した六條院春の御殿において、各御殿の女房たちの正月用の晴れ装束を紫の上と共に整えていた。出家した空蝉にはクチナシ色の装束を整え、手紙を添える。
●見守る紫の上 ●装束を整える女房
■女房の日常
●偏つぎ(漢字の組み合わせ)に興じる女房
●長い髪の毛が女性の美の基準であった。源氏物語の末摘花は髪の美しさで定評があった。写真は鏡と「かもじ」・・抜け落ちた長い髪をまとめたもので贈り物にも用いられた。長いものは2m70cmにも及んだという。
■女房の勤め・・食事を点検する女房
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