紫式部の部屋37

           

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西鴻臚館(にしこうろかん)

・・源氏物語ゆかり 
2010.2

京都市下京区朱雀堂ノ口(京都市中央卸売市場南)


西鴻臚館(こうろかん)跡は、七条通に面する。鴻臚館(こうろかん)とは、平安時代前期に設置された外国の使節団を受け入れる迎賓館である。当時、渤海使節団が来朝し、接待や宿泊施設の場となっていた。
















左図(写真)によると、鴻臚館(こうろかん)は朱雀大路をはさんで、東と西に2つあったが、維持管理が負担となったため、承和6年(839)に東鴻臚館(島原の角屋・すみや付近・・写真右)が廃され、また西鴻臚館(こうろかん)も渤海の滅亡と共に、需要が無くなり12世紀には個人の所有となった。

















●西鴻臚館(こうろかん)は『源氏物語』の「桐壺」に登場する。桐壺帝は身分を隠させた光源氏を、来朝して(西鴻臚館に滞在中の)高麗(こま)の相人(人相見)のもとに、送る。そして帝の将来や国家について占いをしてもらう。相人は、帝は国の親となりて、帝王の地位はゆるぎなきものとなる・・といった主旨のことばを光源氏に告げる。

西鴻臚館跡からは、奈良の平城京から長岡京を経て平安京に運ばれた瓦や、銭貨、土師器、須恵器、輸入陶器が多数出土し、当時の華やかさが伺えたという。













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