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紫式部の部屋14.

風俗博物館D・・朱雀院五十賀の試楽(すざくいんごじゅうのがのしがく)」・・「若菜下(わかなげ)」より
 
京都市下京区・・西本願寺の近く (2007.10.21UP)


このミュージアムは、「源氏物語」をテーマに、光源氏35才以降の大邸宅・寝殿様式の「六條院」を四分の一サイズでリアルに再現しています。展示内容は一年に2度ほど入れ替えます。毎回展示品が違うというのも驚きです。当社の井筒は法衣や神職の道具を手がける会社で、平安貴族生活の再現もお手の物。今回は春の展示品と入れ替わり、秋の展示となりました。


●光源氏 ●紫の上の父 ●夕霧 ●柏木・・奥は鬚黒(ひげくろの)右大臣

平均寿命が40才だった平安時代。40才を祝う祝賀を四十賀、50才を祝う祝賀を五十賀といい、10年ごとに儀式が行われ、年齢に合わせた祝いの品が用意されました。源氏47才の12月に、朱雀院の「五十賀の試楽」が源氏の計画によって、華やかに執り行われました。

朱雀院は、源氏の異母兄で、自身の出家に伴い、7年前に愛娘の女三宮を正妻として源氏の元に嫁がせた。しかし、女三宮は柏木との密通により、懐妊していた。華やかな宴席のかげで、源氏も柏木も苦悩の対面となった。二人の間に緊迫の時間が流れる。柏木がうつむいているのはそのせいだと思う。女三宮は欠席している。














●列席した紫の上・明石の女御・玉髪(たまかづら) ●源氏ゆかりの童が舞いを舞う














●陵王(りょうおう)・・舞いの童は、鬚黒(ひげくろの)右大臣の三郎君と、落尊(らくそん)・・舞いの童は夕霧大将のの太郎君

●皇じょう(おうじょう・写真右)・・舞いの童は、夕霧大将の典侍腹(ないしのすけばら)の二郎君と、式部卿宮の孫王(そんのう)の君

















●万歳楽(まんざいらく)・・舞いの童は、鬚黒右大臣の四郎君、夕霧大将のの三郎君、蛍兵部卿宮の君二人

皇帝の繁栄を寿(ほとほ)ぐ舞い、4人で舞う
















●太平楽・・唐楽(とうがく)の代表曲。4人の武舞。

漢の高祖と、楚の項羽が宴を催したとき、項羽の臣下が高祖をねらい刀の舞いを舞ったとき、高祖の臣下が危険を察知して共に舞い、暗殺を防いだという故事に基づく。矛(ほこ)を手にしている。















●楽人・・白襲(しらがさね)の衣装をまとう















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