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史跡・ゆかりの祭り

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高台寺・圓徳院・・秀吉念持仏・三面大黒天　

東山区高台寺　　２０１０．１１,　　２０１１．１２

秀吉（１５３７〜１５９８）の妻ねね（１５４９〜１６２４）が秀吉の死後、高台寺を建て、塔頭の圓徳院（えんとくいん）で余生を過ごした。

慶長１０年（１６０５）、高台院（ねね）の兄・木下家定の次男である木下利房が伏見城北政所化粧御殿と前庭をここに移築し、ねねが移り住んだ。ねねはこの時５８才。多くの禅僧、文化人が高台院（ねね）を慕いここに出入りしたという。ねねは７７才で没するまでの余生、１９年間この寺で暮らした。

そのねねを支えていたのが兄の木下家定と、その次男の木下利房である。ねねの没後９年の後、圓徳院は利房の手により、木下家の菩提寺となり、高台寺の塔頭となった。圓徳院は木下利房（１５７３〜１６３７）の法号でそのまま寺号となった。

木下利房の書状や、小早川秀秋（木下利房の弟）など戦国武将の書簡が残されている。















●正門・・長屋門の形態

木下家歴代藩主の墓が置かれ、木下家の屋敷門であった。正門の前には美しい苔やツワブキの花が多数咲く。















●方丈と、方丈前の紅葉












●北庭・・国名勝指定

もともとは伏見城北政所化粧御殿と前庭を移したもので当時の原型をそのままに留める桃山時代の代表的庭園。巨岩大岩が桃山時代の豪華さ、豪胆さを演出する。












●歌仙堂・・高台院の兄・木下家定の長男である歌の道に秀でた木下勝俊（１５６９〜１６４９）を祀るお堂。木下勝俊は若狭藩主であったが東山に隠棲し、長嘯子（ちょうしょうし）と名乗った。圓徳院を建てた木下利房の兄である。












●三面大黒天の手水舎・・三面大黒天の提灯が印象的















●三面大黒天堂・・御堂は京都御所からの移築。秀吉公の念持仏（出世守本尊で寺宝である）・三面大黒天（大黒天・弁財天・毘沙門天の顔を持つ）を祀る。

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