花の寺2.
法金剛院4.・・桜(侍賢門院桜)
京都市右京区花園扇野町 2009.4
【法金剛院と侍賢門院(藤原璋子)】
平安時代の末、1130年、鳥羽天皇の中宮・侍賢門院璋子(たいけんもんいんたまこ)が天安寺を復興し、「法金剛院」とされた。当寺は関西で有数の花の寺として有名である。
侍賢門院は41歳の時、この寺で落飾し、その3年後、44歳で他界された。侍賢門院は第75代崇徳天皇(父は白河法皇)・第77代後白河天皇(父は鳥羽天皇)の母。侍賢門院が他界した10年後に保元の乱が起き、崇徳・後白河の兄弟は対立する。崇徳・後白河天皇は異父兄弟となる。兄弟のねじれた関係が歴史まで変えてしまう。
この寺は桜や蓮の名勝地以外に、最近、侍賢門院の話題でも注目されている。作家の渡辺淳一氏が、2011.6月『天上紅蓮』(てんじょうぐれん)という小説を発表したことでさらに有名になっているようです。
写真;法金剛院の裏手にある、侍賢門院陵
●侍賢門院桜
礼堂の斜め前に咲いている枝垂れ桜の侍賢門院桜は圧巻である。そのボリュームと美しさに圧倒されます。いろいろな角度から撮影しました。
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